デスティニーシチー 第24戦 500万下


友駿愛馬第42号は久々購入の友駿正規募集馬。


母アデレードシチーは3頭の産駒共中央で勝ち上がっているほどの仔出しの良さ。これなら父がタップダンスシチーで非常に不安でも、母の仔出しの良さである程度はやれるんじゃないかと期待。また、牡馬で総額1000万円と非常に安価なところも魅力。

そして何よりも育成状況が順調で早期にデビューしそうなことも購入した大きな要因。


超晩成のタップ産駒で勝ち上がりは3歳夏の予想通り3歳8月に交流戦で勝ち上がり。未勝利時代はトモがパンとせずにイマイチの競馬が多かったが、本州に無事戻って来た昇級戦はレース前の追い切りで坂路で自己ベストを1秒5も縮め、レースでも正攻法の競馬で勝ち馬から僅か0秒2差の4着!!走破時計は1分51秒3稍重馬場と脚抜きの良い馬場と言うことを差し引いても素晴らしく速い時計。競馬ブックのスピード指数でも74.8とデスティニー史上過去最高の数字。

そこから数戦は左にモタれたり掛かって鞍上が抑えるのに苦労したり、挟まれてブレーキをかけたりと力を出し切れなかったが、交流戦では断然の1番人気に応えて2勝目を挙げた。

地方交流戦とはいえ、4歳夏の直前に2勝目を挙げ降級の恩恵を獲得。500万クラスに降級してからもワンパンチ不足の内容が続くが確実に上位で賞金も稼いでくれる。


北海道では久々に芝のレースに出走。私は未勝利時代の福島芝2000m3着のレースを高く評価しており、ずっと芝での出走を望んできた。
しかし、岡田稲男調教師は芝の中距離ではなく1800m、1500mに出走。そこまでのスピードがあるわけでもなくパンチ不足の5着、8着。そして未勝利時代の走りからも重い洋芝は合わない。なのにこの結果を受けてまたダートに戻すことに。無念。

ここ最近は中央ではシンガリ負け、地方交流戦でもさっぱり勝ち負けに絡めず岡田稲男先生のテンションはだだ下がり。なぜか格上の1000万戦に出馬想定されていたり(500万戦もフルゲート割れだった)、乗り難しいデスティニーに実績のない新人騎手を急遽テン乗りで乗せたりと無茶苦茶。

そしてそんな中、地方交流戦で見所なく大敗すると、早速馬房を空ける為に放牧。さすがにこれでは会員の負担ばかりが増えると言うことで、5月11日に関東に転厩することが発表になりました。その転厩先はスピカシチーでお世話になった中野栄治厩舎。私は2年以上前からデスティニーシチーは福島の芝の2000mがベストと言い続けていたので、関東転厩は願ったり叶ったり。

その転厩緒戦の前走は期待通りの福島芝1800mに出走。前任の岡田稲男厩舎では考えられないくらい入念に乗り込まれ、追い切りの動きも近走の大敗時の冴えない動きではなくかなり調子は上向き。

13番人気ながら直線では最速上がりで3着と激走!!初めて中央の500万クラスで馬券圏内まで浮上!!しかも特別戦!!

未勝利時代の福島3着からずっとここに出して欲しいと言い続けて来たが証明されて嬉しい。何よりもダートでは頭打ちだったデスティニーに活躍の場が出来て嬉しい。

もう関東馬なのでブロック制も気にせず得意の福島に出られるし、これからは福島開催の時はここだけ狙って出走すれば良い。


ということで、優先権もあることだし、前走後在厩で調整され、次走はまた福島の芝1800m。

7月26日 福島9R 栗子特別 500万下 芝1800m 混合 定量に出走!!

フルゲート16頭のところに第1回特別登録完了馬は22頭。水曜日の想定段階では21頭。デスティニーシチーは前走3着の優先出走権があるので出走は確実。結局16頭で確定。

まだ人気にならないだろうが、今回も好走できると思っている。

11着/11番人気。
直線で全く出られず追う事もロクにできずで消化不良の一戦。競馬なのでこれは仕方なし。

それだけのロスがあっても勝ち馬とは0秒7しか離されておらず、やはり福島の芝はよく走る。


レース回顧と時計の分析、レース後の江田照男騎手と中野栄治調教師のコメントを掲載。

(2015年9月16日完結)

2015年7月17日立ち上げ

●優先権もあることですし、前走後在厩で調整され、次走はまた福島の芝1800mを予定

 前々走までの岡田稲男厩舎では交流戦で5着、中央でシンガリ負け、交流戦で6着とまったく以前のパフォーマンスが出せなくなっていた我らが愛馬デスティニーシチー。追い切りの動きからして状態が悪く、そんな中で無理にレースに出すもんですから、当然結果は伴いません。馬の状態が上がって来ないことはわかるのですが、状態が悪ければレースを回避するくらいのことはして欲しいと嘆いていたら、5月11日に関東に転厩することが発表になりました。その転厩先はスピカシチーでお世話になった中野栄治厩舎。私は2年以上前からデスティニーシチーは福島の芝の2000mがベストと言い続けていたので、関東転厩は願ったり叶ったりです。

 その転厩緒戦の前走は期待通りの福島芝1800mに出走。前任の岡田稲男厩舎では考えられないくらい入念に乗り込まれ、追い切りの動きも近走の大敗時の冴えない動きではなくかなり調子は上向き。

 13番人気ながら直線では最速上がりで3着と激走!!初めて中央の500万クラスで馬券圏内まで浮上してくれました!!しかも賞金の高い特別戦です!!

 未勝利時代の福島3着からずっとここに出して欲しいと言い続けて来ましたが証明されて嬉しいです。何よりもダートでは頭打ちだったデスティニーに活躍の場が出来て嬉しいですね。

 もう関東馬なのでブロック制も気にせず得意の福島に出られるし、これからは福島開催の時はここだけ狙って出走すれば良いですね。


 ということで、優先権もあることですし、前走後在厩で調整され、クラブ公式HPによりますと、次走は7月26日 福島9R 栗子特別 500万下 芝1800m 混合 定量に出走予定!!

 まだ次は人気にならないでしょうが、今回も好走できると思っています。

これ以降は2015年7月21日に作成

●気になる特別登録表(7月26日 福島9R 栗子特別 500万下)

特別登録表 7月26日 福島9R 栗子特別 500万下 芝1800m 混合 定量

第1回登録完了馬 全22頭 フルゲート 16頭  
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アンジュデュバン 55.0  7/12 織姫5下 福島芝2000 14 12
アートフェスタ 蛯名正義 57.0  7/05 種市5下 福島芝2000 13 15
ヴァンデミエール 嘉藤貴行 55.0  7/12 織姫5下 福島芝2000 12 16 14
エンクエントロス 戸崎圭太 54.0  7/04 雄国5下 福島芝1800
コスモアルドラ 松岡正海 54.0  7/05 未勝利 福島芝1800 15 10
シリーシンフォニー 54.0  5/16 夏木5下 東京芝2000
シンボリネルソン 吉田豊 57.0  7/04 雄国5下 福島芝1800 10 12
ダイワブレイディ 田中勝春 57.0  5/17 500万 東京芝1600 10 10
チャンピオンガイ 笹川 57.0  4/18  ヶ5下 福島芝2600 13 16 16
ディアデルレイ 田辺裕信 57.0  4/26 石和10下 東京芝1800
デスティニーシチー 江田照男 57.0  7/04 雄国5下 福島芝1800 13 16
ナイアガラモンロー オールプレス 52.0  7/12 織姫5下 福島芝2000 13
ヒシワイルド 石川裕紀人 57.0  5/30 500万 東京芝1600
ビッグダージリン 55.0  6/21 500万 東京芝1800 12 13 16 10
ファイネストアワー 57.0  5/24 500万 東京芝2000 18 13 13
ボルゲーゼ 北村宏司 54.0  5/31 500万 東京芝1400
マイネルシェルト 柴田大知 57.0  7/04 雄国5下 福島芝1800 11 12 11 16
マイネルスパープ 57.0  7/19 南相5下 福島芝2000
ランドントウォーク オールプレス 57.0  5/30 500万 東京ダ2100 11 13 11
レッドムーヴ 横山和生 55.0  5/23 三条5下 新潟芝1600 12 11
ロジダーリング 大野拓弥 54.0  7/04 雄国5下 福島芝1800
ワラッチャオ 柴田善臣 52.0  6/28 未勝利 東京芝1600 10

フルゲート16頭のところに22頭が特別登録されています。

デスティニーシチーは前走3着の優先出走権がありますから出走は確実です。鞍上は前走13番人気3着と激走の立役者・江田照男騎手の続投で楽しみです。福島の芝の中距離では2戦どちらも3着。今回もそれ以上に来て欲しいですね。相手は揃っており、今回もそんなに人気にはならないと思いますが・・・。

これ以降は2015年7月22日に作成

●気になる出馬想定表(7月26日 福島9R 栗子特別 500万下)

出馬想定表 7月26日 福島9R 栗子特別 500万下 芝1800m 混合 定量 フルゲート16頭 想定数21頭 
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アートフェスタ 蛯名正義 57.0  7/05 種市5下 福島芝2000 13 15
ヴァンデミエール 嘉藤貴行 55.0  7/12 織姫5下 福島芝2000 12 16 14
エンクエントロス 戸崎圭太 54.0  7/04 雄国5下 福島芝1800
コスモアルドラ 松岡正海 54.0  7/05 未勝利 福島芝1800 15 10
シリーシンフォニー 戸崎圭太 54.0  5/16 夏木5下 東京芝2000
シンボリネルソン 吉田豊 57.0  7/04 雄国5下 福島芝1800 10 12
ダイワブレイディ 田中勝春 57.0  5/17 500万 東京芝1600 10 10
チャンピオンガイ 笹川翼 57.0  4/18  ヶ5下 福島芝2600 13 16 16
ディアデルレイ 田辺裕信 57.0  4/26 石和10下 東京芝1800
デスティニーシチー 江田照男 57.0  7/04 雄国5下 福島芝1800 13 16
ナイアガラモンロー オールプレス 52.0  7/12 織姫5下 福島芝2000 13
ヒシワイルド 石川裕紀人 57.0  5/30 500万 東京芝1600
ビッグダージリン 55.0  6/21 500万 東京芝1800 12 13 16 10
ファイネストアワー 57.0  5/24 500万 東京芝2000 18 13 13
ボルゲーゼ 北村宏司 54.0  5/31 500万 東京芝1400
マイネルシェルト 柴田大知 57.0  7/04 雄国5下 福島芝1800 11 12 11 16
マイネルスパープ 57.0  7/19 南相5下 福島芝2000
ランドントウォーク 上野翔 57.0  5/30 500万 東京ダ2100 11 13 11
レッドムーヴ 横山和生 55.0  5/23 三条5下 新潟芝1600 12 11
ロジダーリング 大野拓弥 54.0  7/04 雄国5下 福島芝1800
ワラッチャオ 柴田善臣 52.0  6/28 未勝利 東京芝1600 10

表中 騎手の太字は乗り替わり予定 青字は1000万クラスでの成績

フルゲート16頭のところに現在21頭出馬想定されています。デスティニーシチーは優先出走権がありますから、出走は確実です。

これ以降は2015年7月23日に作成

●追い切り情報(7月23日更新)

前走前 7月1日 美浦南ウッドチップ 重馬場 強めに追う

助手
5F 68.6
4F 53.7
3F 38.8
1F 13.1[6]
マイネパシオーネ(古馬500万下)馬なりの外0.4秒遅れ



7月19日 美浦南ウッドチップ 稍重馬場 馬なり余力

助手
5F 69.0
4F 52.1
3F 38.5
1F 13.2[7]


7月23日 美浦南ウッドチップ 良馬場 馬なり余力

助手
4F 56.6
3F 40.7
1F 12.7[9]
オートクレール(古馬500万下)馬なりの外を0.6秒先行同入
 7月19日、日曜日にハロン13秒程度で追い切られました。前走もそうですが、関東に転厩してからしっかりと追い切り時計が出せていますので今回も好走出来る可能性は高いと思います。転厩直前に大敗を繰り返していた時は、追い切りでも終いで完全に脚が上がっていましたもんね。いつまでこの良い状態が続くかわかりませんが、転厩で環境を変えたことが良いように推移していると思います。

 7月23日、終い重点で追い切られました。1度使われているのでこんなもんで良いとは思いますが、前走前に比べると中2週の割りに追い切りが軽いと思います。正直、前走ほど自信はないですねぇ。それでもコース相性でまた馬券圏内に来て欲しいものです。
 私ほっさんの追い切り評価は「B+」です。全体的な時計はともかく、最後までしっかりと走れていますし悪くないと思います。
 競馬ブックでは”軽目の調教で十分”と高評価、デイリー馬三郎では”多少良化C”と低評価です。

●出馬確定表

出馬確定表 7月26日 福島9R 栗子特別 500万下 芝1800m 混合 定量 出走数16頭
馬名 騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アートフェスタ 蛯名正義 57.0  7/05 種市5下 福島芝2000 13 15
ヴァンデミエール 嘉藤貴行 55.0  7/12 織姫5下 福島芝2000 12 16 14
コスモアルドラ 松岡正海 54.0  7/05 未勝利 福島芝1800 15 10
シリーシンフォニー 戸崎圭太 54.0  5/16 夏木5下 東京芝2000
シンボリネルソン 吉田豊 57.0  7/04 雄国5下 福島芝1800 10 12
ダイワブレイディ 田中勝春 57.0  5/17 500万 東京芝1600 10 10
チャンピオンガイ 笹川翼 57.0  4/18  ヶ5下 福島芝2600 13 16 16
ディアデルレイ 田辺裕信 57.0  4/26 石和10下 東京芝1800
デスティニーシチー 江田照男 57.0  7/04 雄国5下 福島芝1800 13 16
ナイアガラモンロー オールプレス 52.0  7/12 織姫5下 福島芝2000 13
ファイネストアワー 石橋脩 57.0  5/24 500万 東京芝2000 18 13 13
ボルゲーゼ 北村宏司 54.0  5/31 500万 東京芝1400
マイネルスパープ 柴田大知 57.0  7/19 南相5下 福島芝2000
レッドムーヴ 横山和生 55.0  5/23 三条5下 新潟芝1600 12 11
ロジダーリング 大野拓弥 54.0  7/04 雄国5下 福島芝1800
ワラッチャオ 柴田善臣 52.0  6/28 未勝利 東京芝1600 10

表中 騎手の太字は乗り替わり 青字は1000万クラスでの成績

●福島芝1800mコース解説

 フルゲートはAコースとBコースで16頭、Cコースは14頭。スタート地点は正面スタンド前より少し右。最初の1コーナーまでの距離は約300m。他場のローカル芝1800m同様にスタート後の2ハロン目までの流れが、レース展開を大きく左右する。前半普通に流れれば前が残り、速くなれば差し馬が台頭。基本的には前者の流れになることの方が多く、逃げ・先行馬が有利だ。中でも内の好位で脚をジッと溜めて、最後の直線に入って抜けてくるのがベスト。どんな流れになっても勝負どころではマクる馬が多数出てくるので、そこに巻き込まれると外に振られて不利になる。
 コース形態上、中山芝1800mとも関連性が高いのも特徴。
有利な枠順 中枠以外
有利な脚質 逃げ、先行
ポイント 展開
種牡馬ベスト ディープインパクト、サクラバクシンオー、ゼンノロブロイ
連対騎手ベスト 内田博幸、吉田隼人、蛯名正義、北村宏司、菱田裕二
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬
2歳未勝利 1分51秒8 1分54秒8
3歳未出走 1分51秒5 1分53秒5
3歳未勝利 1分50秒6 1分51秒6 1分52秒5 1分53秒4
3歳500万 1分48秒8 1分49秒1 1分50秒9
古馬500万 1分49秒1 1分50秒5 1分51秒3 1分55秒2
古馬1000万 1分48秒0 1分49秒3
古馬1600万 1分49秒5 1分51秒4
古馬オープン 1分48秒2 1分50秒4 1分50秒3

●騎手は江田照男騎手 ほっさん評価「A−」

 今回もデスティニーシチーの鞍上は穴男の超ベテラン・江田照男騎手です。前走はデスティニーシチーと初コンビでしたが、「乗り難しいデスティニーシチーですから、こういった超ベテランに乗っていただくことは頼もしいですよね。」と書いた私の期待通り13番人気のデスティニーを3着まで持って来てくれました。

 穴男として知られる江田照男騎手ですが、今年も愛馬バウンスシャッセが出走していたヴィクトリアマイルGTで18番人気のミナレットを3着まで持って来て3連単2070万円という歴代2位の高配当を叩き出すきっかけを作られました。ちなみにこのデスティニーシチーの栗子特別の2R後の福島テレビオープンでミナレットに騎乗。そこには前走、大野拓弥騎手で七夕賞を16番人気3着と激走した愛馬マデイラが出走します。11Rでは江田照男騎手に来て欲しくないのですが・・・(汗)。

 11Rでは休んで貰って結構なので9Rでは今回のデスティニーシチーもまだそんなに人気にならないでしょうし、もう一発お願いしたいですね。

 私ほっさん軍団での騎乗では過去ギムレットシチーで4回お世話になっています。ダートでも芝でも3着4着と上位に持って来てくださり、頼もしかった記憶があります。そして昨年は新潟記念で最低人気のマデイラに騎乗していただきました。結果は人気通りでしたが、見せ場は作ってくださり、騎乗には大変満足しております。


 2015年7月23日現在、中央通算837勝、勝率5.9パーセント、連対率12.2パーセント、重賞は28勝でGTは16番人気で優勝したダイタクヤマトでのスプリンターズステークスなど2勝。

 昨年(2014年)は中央29勝、勝率4.1パーセント、連対率9.6パーセントと大きく低迷。今年(2015年)はここまで16勝、勝率4.0パーセント、連対率8.8パーセントと昨年並みの成績。



 江田 照男(えだ てるお)は1972年2月8日生まれの43歳。日本中央競馬会(JRA)美浦トレーニングセンター所属する中央26年目の騎手である。騎手免許は平地競走のみ。デビュー時は田子冬樹厩舎所属。現在はフリー。


 1990年に美浦の田子冬樹厩舎所属騎手としてデビュー。同期の騎手は北沢伸也・浜野谷憲尚を除き全て現役を退いており、村山明・牧田和弥は調教師に転身となっている。

 デビュー1年目の新潟記念で14番人気のサファリオリーブに騎乗し重賞初勝利を記録、重賞騎乗2戦目での勝利は当時の最速記録だった。この年27勝を挙げ関東新人騎手賞を獲得。

 1991年にはプレクラスニーとのコンビで同年秋の天皇賞をメジロマックイーン降着による繰り上がりでの勝利ながらGT初騎乗・初勝利を達成した。10代で天皇賞を制覇した。

 これまで、オープンクラスの競走で多くの穴馬券を輩出してきたことから「穴男」・「万馬券男」と呼ばれる。14番人気での勝利となった1990年サファリオリーブの新潟記念をはじめ、1998年日経賞では障害帰りのテンジンショウグンを勝利に導き、当時重賞の馬連最高配当(213370円)を記録。

 2000年スプリンターズステークスでは16頭立て16番人気のダイタクヤマトで逃げ切り勝ちを収め9年ぶりのGT勝利をマーク。同時期の中距離路線で活躍したアメリカンボスでも2001年有馬記念にて13頭立て13番人気で2着となり、有馬記念の馬連最高配当(48650円)を記録した。

 この他2006年・2010年・2012年の重賞勝ちをいずれも2桁人気馬で挙げるなど人気薄馬での好走例が多く見られる。穴を作る秘訣は「どの馬でももしかしたらというつもりで乗ること」とコメントを残している。

 2006年1月9日、美浦トレーニングセンター内の風呂で、当時は騎手の田中剛と入浴マナーについて口論となり、ヘッドロックをされるなどの暴行を受けた。このことで田中は騎乗停止の処分を受けた。

 2006年7月1日の福島競馬第5競走で、江田が騎乗していた馬が大野拓弥が騎乗していた馬から不利を受けたことが発端となり、1月の時とは逆に、レース後検量裁決室(パトロールビデオ室)で、江田が大野の臀部を蹴るという事件が起きた。この結果、江田は開催2日間の騎乗停止処分を受けた。



ほっさん愛馬での成績 (6戦0勝)

2007年12月15日 ギムレットシチー 2歳未勝利         中山ダ1800m 3着/6番人気
2008年 1月12日 ギムレットシチー 3歳未勝利         中山芝1600m  4着/7番人気
2008年 2月 9日 ギムレットシチー 3歳未勝利         東京ダ1400m 10着/5番人気
2008年11月 2日 ギムレットシチー 500万下          東京ダ1600m 16着/15番人気
2014年 9月 7日 マデイラ     第50回 新潟記念 GV  新潟芝2000m 16着/16番人気
2015年 7月 4日 デスティニーシチー 雄国沼特別 500万下 福島芝1800m 3着/13番人気


2014年4月20日 東京11R 皐月賞GTでクリノカンパニーに騎乗する江田照男騎手(17番人気/18着)

これ以降は2015年7月25日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「ディアデルレイは本質的には広いコースでいいタイプだが、当舞台で3着の実績からも対応は可能。1000万でFBC着、降級すれば地力は上。ロジダーリングは前走が2着だが、後続には2馬身差をつけた。ここも単騎逃げ濃厚。マイペースなら有力候補。アートフェスタは昨年、当舞台で500万勝ち。前走もコース替わりで変身。休み明けを使いつつ更に前進を。」


短評は「伏兵多し」



予想家の印
馬名 吉田幹 林茂徳 吉岡哲 CPU
ファイネストアワー
アートフェスタ
コスモアルドラ
マイネルスパーブ △△
ロジダーリング
ヴァンデミエール
ボルゲーゼ
ナイアガラモンロー △△ △△
ディアデルレイ
デスティニーシチー
シリーシンフォニー △△
ワラッチャオ
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
ロジダーリング 4.1
ディアデルルレイ 4.1
ヴァンデルレイ 8.5
ワラッチャオ 9.3
アートフェスタ 9.5
シリーシンフォニー 9.9
マイネルスパーブ 11.3
ナイアガラモンロー 11.4
ダイワブレイディ 13.4
ボルゲーゼ 15.2
シンボリネルソン 28.9
デスティニーシチー 32.2
コスモアルドラ 33.1
ファイネストアワー 36.3
以下50倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
デスティニーシチー 74 74 35 72
ロジダーリング 79 75 79 78
ディアデルレイ 88 66 79 77
ヴァンデミエール 83 41 71 81
ワラッチャオ 77 70 63 77
アートフェスタ 77 53 64 71


デイリー馬三郎

本紙の見解

「◎ボルゲーゼは折り合いが難しく、競馬を覚えている段階。しかし、未勝利圧勝時と同様にコーナーが4つの小回りコースなら脚をためる競馬も可能。ここで本領を発揮する。○シリーシンフォニーが一変を期待できる仕上がり。〈加藤〉」

◎ ボルゲーゼ
○ シリーシンフォニー
▲ ダイワブレイディ
× ディアデルレイ
☆ ロジダーリング

以下省略

デスティニーシチーは本紙無印(T_T)


デスティニーシチーは全13記者中 全記者無印(>_<)

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

デスティニーシチー(3着)

 「行ってくれとの指示でしたが行けませんでした。道中はリズム良く走らせることに専念したんですが、終いはいい脚を使ってきてくれました。」(江田照男騎手・競馬ブック)

 「「行ってくれとの指示でしたが、行けませんでした。道中はいいリズムで走らせることに専念し、直線では良い脚を使ってくれました」(江田照男騎手・友駿ホースクラブ公式HP)

 「前に行く指示でしたが、進んで行かなかったのでリズムを大事にして乗りました。外に出してからは、よく伸びてくれましたね」(江田照男騎手・デイリー馬三郎)

 「前につけてくれという指示でしたが、まったく出ていかなったので、あきらめて後方からになりました。最後は外に出して、よく伸びてくれました」(江田照男騎手・ラジオNIKKEI)
 「後方から。4角では内目で多少ゴチャゴチャするシーンはあったが、直線で馬群の外側へ出すといい脚を使っていた。実績のなかった芝でこれだけやれたのは収穫。」(競馬ブック)

●各陣営のコメント

デスティニーシチー

 「開幕週の前走でも頑張っている。福島とは相性がいいので時計さえかかれば。」(中野栄治調教師・デイリー馬三郎)

 「前走は鞍上がうまく乗ってくれました。引き続き体調は良さそうですが、切れるタイプではないので、少し荒れた馬場で時計のかかる方がいいですね。」(中野栄治調教師・競馬ブック)

 「最終調整は馬なりでしたが、まずまずの動きを見せています。今回は休み明けの一叩きに期待し、前走のような展開に持ち込めれば良いと思います」(中野栄治調教師・友駿ホースクラブ公式HP)

●ほっさん予想

 前走二桁人気での3着激走。ただのフロックか実力か判断が難しいところです。

 前走は転厩後今までになく丁寧に厩舎で乗り込まれ、また福島の芝の中距離は未勝利時代に500万クラスでも匹敵する時計で走破していることから私はデスティニーシチーの好走に滅茶滅茶自信がありました。

 今回は上のクラスでも上位だった降級馬ディアデラレイなど強い馬が多く、デスティニーシチーはまたまた人気にならないでしょうが、福島の芝の中距離は2戦して2戦共3着です。

 相性抜群の福島巧者でここでも上位を期待したいですね。


 ただ、前走前と違い、中2週の割りに追い切りが緩くそこは不安です。馬体重が減っているのなら調子下降の懸念があります。コース実績で押し切って欲しいですね。

これ以降は2015年9月16日に作成

●パドック

 デスティニーシチーの馬体重は前走プラス2キロの478キロ。馬体は物凄く良かったです。ただし、馬に集中力が無く気配という点では割引が必要だと思いました。大人しく覇気がない感じの歩き方でした。

●レース 

 デスティニーシチーのスタートは悪くないのですが、全く前に行く気が無く後方になります。”前走と同じく脚を溜める”戦法だったようです。

 道中は12番手辺りを追走。課題の折り合いや手応えは良かったですね。しかし、ペースはかなりゆったりと流れ、本来ならば道中でマクッと行かなければとても届かない展開になります。それでも直線に向くときにはそれなりに前は射程圏内に入っているのですが、いざ追い出そうとしたところ、最初は1頭分空いていたスペースが前の馬が追われてよろけたときになくなってしまいデスティニーの出すところがなくなってしまいます。ならば2頭まとめて外からというところですが、後ろから伸びてきた馬に蓋をされて出せずとチグハグな競馬で前が空いた時には大勢が決していました。

 そのまま流れ込んだだけの11着。

●時計の評価

 今回のデスティニーシチーの走破時計は1分49秒2良馬場でした。競馬ブック誌の推定タイムは良馬場で1分47秒5、勝ち馬の時計は1分48秒5でした。

 この時計からもわかるように随分とスローペースでレースは流れました。後ろから行こうという馬には流れが向かず、そして直線では前が壁になって追い出せずと、言わば踏んだり蹴ったりです。こんな展開でも勝ち馬とは0秒7差しかなく、やはりデスティニーシチーは福島の芝は走ります。次走も人気が落ちるのなら馬券的には美味しいことになると思います。

●レース後の騎手・調教師のコメント

デスティニーシチー(11着)

 「前走と同じように脚を溜める展開に持ち込もうとしましたが、直線で脚を使えずに終わってしまいました。状態を見て次走を考えようと思います」(中野栄治調教師・友駿ホースクラブ公式HP)

 「今日も前走同様に直線勝負と思い外へ出そうとしましたが、位置取りが悪かったです。手応えも前走のが良かったです」(江田照男騎手・友駿ホースクラブ公式HP)

●気になる賞金は

 特別出走手当が40.3万円。ここから芝1800m以上の競走ですので3万円増額されるものの、9着以降ですので1万円が減額されて42.3万円。

 1口で割りますと700円程度になると思われます。

●今後の展望

 前走福島で3着と好走したわけですから、優先権もありますし、次は中1週と強行軍でも同じコースのレースを選ぶことは当然で、今回の出走は満足しております。

 結果的に11着と大敗でしたが、ここを出ずに違うコースで大敗でもされていたら不満が募ります。

 次はしばらく放牧でもして、また福島開催を目指せば良いと思います。

●最後に

 デスティニーシチーは福島では今まで2度走って3着が2回と好走していましたから、今回も上位に来てくれるのではないかと思っていましたが、そう上手くは行きませんでしたね。それでも今回は敗因が明確に2つありますし、勝ち馬との着差も着ほど離されていないですから、福島が合うことは間違いありませんからこの一戦で評価が落ちることはありません。

 競馬ですから前が空かなかったりというのは仕方がないのですが、期待していただけにもどかしいですね。特に後ろから行く馬はこのリスクが高いんですよね。

 しかし、関東に転厩してデスティニーシチーにとってもっとも合うであろう福島にグッと距離が近づいたことは良かったと思いますし、環境が変わり馬自身が以前よりも生き生きとしている気がします。

 私にとって3頭しかいなかった友駿ホースクラブの愛馬ですが、この8月に期待の3歳馬クラージュシチーがレース中に故障発生して予後不良に。そして同じく8月に4歳馬オフェーリアシチーがレース後競走能力喪失にと一気に2頭を失いました。

 残ったのは、3頭の内、もっとも年齢が高い5歳馬のデスティニーシチーのみです。

 私は長い間キャロットクラブとの掛け持ちでしたが、もう友駿ホースクラブでは魅力的な募集馬がいないことなどもあり、デスティニーシチーが引退か切りの良いときに退会しようと思っています。

 デスティニーシチーが頑張って結果を出してくれてる間はもちろんやめません。出走奨励金の確保で十分なのでこれからも頑張って欲しいですね。こうやって5歳の秋まで元気で走ってくれているのは何よりです。夢はこの馬で中央1勝を勝ち取ることですね。今までは2勝馬と言っても交流戦ばかりですからね。

 頑張れデスティニーシチー!!次は中山か東京で良い走りを見せてくれッ!!

最後までご愛読ありがとうございました

2015年7月17日立ち上げ 21日、22日、23日、25日、28日、9月16日加筆
デスティニーシチーの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2015年 7月 4日 第23戦 雄国沼特別 500万下 福島芝1800m (3着/13番人気)

2015年 3月18日 第22戦 JRA指定交流 市川特別 中央500万クラス (6着/3番人気)

2015年 1月17日 第21戦 500万下 中京ダ1400m (16着/12番人気)

2014年10月 8日 第20戦 JRA指定交流 夢前川特別 中央500万クラス (5着1番人気

2014年 8月30日 第19戦 千歳特別 500万下 札幌芝1500m (8着/8番人気)

2014年 8月 9日 第18戦 500万下 札幌芝1800m (5着/4番人気) 松嶋屋様撮影 現地写真多数掲載

2014年 6月28日 第17戦 500万下 阪神ダ1400m (6着/5番人気) 写真多数付 現地観戦レポート

2014年 6月15日 第16戦 500万下 阪神ダ1400m (4着/5番人気)

2014年 4月10日 第15戦 JRA指定交流 臥龍桜特別 中央500万下クラス (1着1番人気

2014年 2月23日 第14戦 500万下 小倉ダ1700m (8着/2番人気

2014年 2月 2日 第13戦 500万下 京都ダ1800m (4着/4番人気)

2013年12月22日 第12戦 500万下 阪神ダ1800m (7着/7番人気)

2013年12月 7日 第11戦 500万下 中京ダ1800m (4着1番人気) 写真多数付き現地観戦レポート

2013年11月10日 第10戦 500万下 京都ダ1800m (4着/9番人気)

2013年 8月 7日 第9戦 JRA指定交流デネブ特別 中央未勝利クラス (1着2番人気

2013年 7月 6日 第8戦 3歳未勝利 函館芝2000m (8着/8番人気)

2013年 6月23日 第7戦 3歳未勝利 函館ダ1700m (6着/6番人気)

2013年 6月16日 第6戦 3歳未勝利 函館芝2000m (11着/7番人気)

2013年 4月29日 第5戦 3歳未勝利 福島芝2000m (3着/6番人気)

2013年 4月 7日 第4戦 3歳未勝利 阪神芝1600m (6着/13番人気) 写真多数付き現地観戦レポート

2013年 1月20日 第3戦 3歳未勝利 京都ダ1800m (13着/12番人気)

2012年11月24日 第2戦 2歳未勝利 京都芝1600m (8着/11番人気)

2012年11月10日 デビュー戦 2歳新馬 京都芝1600m (8着/12番人気)

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